養護教員は3学級以上の小学校・中学校に配置することになっています。また、小学校851人以上、中学・高校は801人以上で複数配置することになっています。しかし、小規模校の多い地域では3学級校でも配置がなかったり、都市部では500m以内に学校が近接しているという理由で配置のない学校もあります。
また、高校では定時制に兼務での配置であったり、通信制には配置基準がありません。
養護教員は、保健室にやってくる子どもたち一人ひとりとていねいに向き合いたいと思っても、次々とやってくる子どもたちの処置をするだけで手一杯です。トイレに行く間もなく体をこわす養護教員もいます。
私たち全教養護教員部では、すべての学校への養護教員の配置、複数配置基準は子ども一人ひとりの名前と顔がわかる300人に一人の配置への改善、障害児学校においては学部ごとの配置などを求めて署名を行っています。みなさんのご協力をお願いします。