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専門部のとりくみ詳細
【養護教員部】2005/06/12(総会)
◆全教養護教員部第15回定期総会を開催し、総会宣言を採択 ![]() また今年も養護教員の定数改善を求める20万署名にとりくむことを決定しました。 総会では下記の総会宣言を採択しました。 全教養教部 総会宣言 「食べ物が食べられないんじゃあなくて、その場所の空気や関係が食べられない・受け入れられないということが多いんですよ。」という一言を聞くなり、母親の目から涙があふれ出ました。拒食症に陥っている子の様子を聞いているうち、父親のリストラ・生活不安による両親の不仲が見えてきました。子どもは切ないほどに生活上の困難と発達の要求を背負い今日も保健室のドアをノックします。そんな子どもたちを丸ごと受け止めたい・少しでも力になりたいと思い、私たちは毎日扉を開けます。文科省の教育改革がさけばれ早八年、個性尊重(個に応じた)に名を借りた習熟度別学習や規制緩和による特色ある学校づくりなど差別・選別の教育が一層進み、公教育の解体・民営化が着実に進められています。教師たちもまた、数値目標などを設定させられるなどの評価制度が実施される状況になり、教育現場では未来を語り、創るという教育本来の論議は忘れさせられようとしています。JR西日本でおきた脱線事故は成果主義・利潤第一主義の今の政府・財界の非人間的な経営を端的に表し、教職員評価の行き着く先を暗示し戦慄をおぼえます。また、ニートやフリーターの増加・パート化する雇用形態なども言い知れぬ不安感や閉塞感をかきたて、未来を語りにくくしています。 しかし、上からの教育改革や構造改革がすすめられる中でも、子どもたち一人一人の成長・発達を大事にしてほしいという父母・教師の声は着実に実を結び全国45道府県で少人数学級が実施されています。また、文科省も少人数学級実施に向け検討を始めました。さらに、憲法・教育基本法改悪にむけた動きが新たな段階を迎えていますが、憲法・教育基本法を守ろう・生かそうという動きも日に日に強まりつつあります。3月26日の全国集会には1万人以上の参加者が会場を埋め尽くし、平和や教育の問題を考えあい運動の方向を確認できたことは大きな力となっています。「九条の会」の運動は各地に広まり、各分野・地域・職場の「九条の会」が続々と結成されています。 保健室は子どもたちの本音や体をかけての訴えが直接聞かれるところです。ていねいに関わる中で発達の要求をつかみ、学校づくりの中心に据え一人ひとりが真に人間として尊重されるとりくみを父母との共同で創り出していきましょう。それとともに、教職員評価の問題点を父母・国民に明らかにし、人間らしく働くことが、重要な教育条件であることを提起していきましょう。憲法・教育基本法を生かしたとりくみはそんなところから生まれてくると確信し粘り強い広範なとりいくみを進めましょう。 右宣言します。 2005年6月12日 全教養護教員部第15回定期総会 (とりくみ)
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