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【行動】2006/10/14 
10・14教育基本法改悪反対大集会(東京・明治公園)に2万7000人!【開会あいさつ】

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【開会あいさつ】中山 伸 東京都教職員組合 執行委員長 
 
 子どもと教育、日本の将来が危ない!教育基本法改悪反対の1点で大結集されたみなさんに心より敬意を表し、開会のあいさつを申し上げます。
 子どもと教育の宝・教育基本法の改悪を断じて許してはならない!教育基本法改悪法案を廃案にしよう!会場あふれる参加者のみなさんの力強い熱気に、たたかいへの確信を深めています。何としても改悪を阻止するためにみなさんとともにたたかい抜く決意をまず表明します。
 
 先の通常国会において、与党は、3年もの間密室で協議してきた教育基本法改悪法案を国会に提出しました。改悪案は、子どもと教育を支配し、教育への国家介入を無制限に拡大するために現行法を根本から「全面改定」するものです。しかし、なぜ変えなければならないのかはっきりと示されておらず、彼らが教育基本法改定によって成し遂げようとするねらいを隠しています。
 
 これに対して、批判と反対の運動、「強行するな」の世論が一気に広がりました。この声と国会の論戦・野党共同が結んで議席では圧倒的に多数である与党の強行を許しませんでした。阻んだのは、子どもと教育を大切にしたいと願う国民の声と、その国民の中に深く根付く憲法と教育基本法の底力にあると思います。
 
 しかしみなさん、改悪勢力も執念をもって改悪推進の世論づくりを強めています。そして、「改憲と教育基本法改正・教育改革」を政権公約に掲げる安倍政権は、はじめての臨時国会で教育基本法改悪を「最重要課題」に突き出してきました。
 たたかいは正念場です。教育基本法改悪を阻止するたたかいは、安倍政権と真正面から対決し、この国の未来を切りひらくたたかいです。ここに本日、教育基本法改悪反対の1点で大集会を開催した歴史的に重要な意義があります。
 
 この緊迫した情勢の中、全国各地で多くの団体・市民のみなさんが力を合わせて、子どもと教育・教育基本法を守る活動を広げています。日増しに広がる力強い運動の発展が私たちを励ましています。この共同と連帯の力こそ国民の宝です。
 いま、子どもと教育の深刻な実態が明らかになっています。
 石原知事のもとですすむ東京の教育の破壊は、本当にひどい。競争を煽り立てる「教育改革」、常軌を逸した「日の丸・君が代」の強制・処分。これらは2001年に東京都の教育目標から「憲法・教育基本法・子どもの権利条約」を引きずりおろしたことを合図にはじまりました。
 しかし、私たちは教育基本法をより所に子どもと教育を守ってたたかってきました。その中で9月21日東京地裁は、「日の丸・君が代」強制の通達と指導・処分は憲法19条と教育基本法第10条違反と断罪した画期的判決をくだしました。
 
 教育は、国民のものです。(教育の目的を今日行き基本法第1条は明確に示しています)教育は、どの子も人間として大切に育てること、すなわち「人格の完成」のみを目的に行われなければなりません。国や財界の求める人材づくりを教育の目的としては断じてなりません。
 
 みなさん、このたたかいは、子どもたちの明るい未来と日本の将来を切りひらくたたかいです、本日の集会を跳躍台に、さらに運動を発展させ、国民過半数を視野に入れた運動で必ず改悪案を廃案に追い込もうではありませんか。できることは何でもやりましょう。無理だなと思うことも思い切ってやってみましょう。情勢を切りひらくのは、私たちの運動です。集会の成功を心より期待して開会のあいさつとします。
 




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