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【要請】2005/08/03 
滋賀県大津市の教科書採択をめぐって全国から要請を!

 滋賀県大津市の目片信市長が記者会見で、扶桑社版の「つくる会」教科書について、「現実的に適した教科書」「選ばれてもおかしくない」などと評価する発言をおこなっていたことが新聞報道されました。
 教科書採択期における市長のこのような発言は、侵略戦争を美化する教科書採択にむけた圧力であり、教育への不当な介入という点からも断じて認められません。
 全国から下記のあて先に要請を行ってください。
 
1.要請先
 �‖臘纏堋后�目片 信 様
 FAX 077−521−0428(大津市秘書広報課)
 
 ��大津市教育委員会 教育委員長:村尾 美智子 様 教育長:安藤 洋 様
 FAX 077−523−5735(大津市教委学校教育課)
 
2.要請文例
<文例1>
大津市長 目片 信 様
 

侵略戦争賛美の「つくる会」歴史教科書を評価する
貴職の発言に厳しく抗議し、発言の撤回を要求します
 
 3日付京都・朝日各紙は、貴職が2日の定例記者会見で、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した扶桑社版歴史教科書を「現実的に適した内容で、選ばれてもおかしくない教科書だと思っている」などと発言されたことを報道しています。たとえ「個人的見解」であっても、事実であれば看過できないことであり、厳しく抗議するものです。
 貴職の発言は事実上、扶桑社の歴史教科書が採択されるのが望ましいということを述べたことに他なりません。扶桑社の歴史教科書については先の戦争を賛美し、平和主義を掲げた憲法、教育基本法の精神を逸脱する内容であると大きな批判が全国で巻き起こっていることは周知の事実です。しかも、教科書採択作業が山場を迎えるこの時期に、所管外の市長が私見といえども採択の行方に影響を与える発言をされることは断じて許されない越権行為です。まさに、教育基本法第10条「教育は不当な支配に服することなく・・・」の条文を、市の行政責任者自らが踏みにじったことになります。 
 私は教育委員会の採択作業への事実上の市長の介入発言に重ねて抗議するとともに、直ちに発言を撤回し、教科書採択への介入をやめることを要請します。
 
<団体名>

<文例2>
大津市教育委員会
教育委員長 村尾美智子 様
教育長 安藤 洋 様
 
教科書採択における目片大津市長の介入発言に左右されず、憲法・
教育基本法の平和原則理念にのっとった、公正な教科書採択を要請します
 
 3日付京都・朝日各紙は、目片大津市長が2日の定例記者会見で、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した扶桑社版歴史教科書を「現実的に適した内容で、選ばれてもおかしくない教科書だと思っている」などと発言されたことを報道しています。たとえ「個人的見解」であっても、事実であれば看過できないことであり、市長に対して厳しく抗議したところです。
 市長の発言は事実上、扶桑社の歴史教科書が採択されるのが望ましいということを述べたことに他なりません。扶桑社の歴史教科書については先の戦争を賛美し、平和主義を掲げた憲法、教育基本法の精神を逸脱する内容であると大きな批判が全国で巻き起こっていることは周知の事実です。しかも、教科書採択作業が山場を迎えるこの時期に、所管外の市長が私見といえども採択の行方に影響を与える発言をされることは断じて許されない越権行為です。まさに、教育基本法第10条「教育は不当な支配に服することなく・・・」の条文を、市の行政責任者自らが踏みにじったことになります。
 大津市教育委員会として、教科書採択に介入する市長の発言に厳重に抗議し、発言の撤回を求めて下さい。また、教科書採択については他からの圧力に屈することなく、文字どおり憲法・教育基本法の平和原則の理念にのっとり、21世紀を生きる子どもたちの健やかな成長を保障する内容にふさわしい教科書が採択されるよう要請するものです。 
 
<団体名>




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