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【行動】2006/09/27 
≪ 鳥 取 ≫ 鳥取、倉吉、米子をキャラバンで要請

 鳥取県労連は全国キャラバン行動で、学習会、宣伝のほか、自治体や学校への訪問、懇談の申し入れを行いました。
 
【9月27日】
 夕方、鳥取市内で学習交流集会を開催。県労連近藤事務局長をはじめ、労働者、市民60人が参加しました。学習会では、学力問題についての質問や、学校予算をめぐって討論が行われました。
 
【9月28日】
 早朝の駅頭宣伝。国公労連や新日本婦人の会の会員など15人が参加し、鳥取駅の東西の出口に全教カーと県労連カーを配置して宣伝行動を行いました。時折強く雨が降る中、1 時間にわたって全教の新堰副委員長、蟹澤中執がマイクを握りました。
 

県教育次長地域父母との共同が必要

 鳥取県教育委員会を訪問し林昭男教育次長と懇談しました。今の多様化した教育問題に対して教育次長は、「家庭教育の重要性と、とりわけ鳥取県で教員充足率が日本で2番目であることが問題」と強調。全教が「ひらかれた学校づくり」のとりくみを紹介し、教育長は「地域や父母との共同の必要性、学校だけで困難を打ち破ることはなかなかできない」など充実した懇談になりました。
 

町長教育の地方格差に反対!

 その後、鳥取市内の小学校を訪問。校長先生は、全教の率直な訴えに「教育基本法は憲法とともにあるもの。変えられるべきではない」ときっぱり。
 八頭町では平木誠町長が対応し、町村合併の中での財政の苦しさに具体的にふれ、教育の機会均等原則の重要性と教育の地方格差の拡大に反対であると述べました。
 

倉吉市 教育基本法は崇高な法律

 倉吉市を訪問し、倉吉市教育委員会との懇談では学力テストが話題となりました。すでにとりくまれている県独自の「学力調査」について福光純一教育長は、調査結果の分析の中で生徒のつまずきをつかみ、授業改善にフィードバックしていくものとの位置づけを強調し、文科省の全国一斉学力テストについて、「結果の公表はすべきではない」と述べました。
 また、「勉強したが、現在の教育基本法は崇高なものだと思う。」と述べました。
 

日吉津村「改正 には慎重な議論を」

 米子市では県教職員連絡会や全教の中国地方の各組織の代表らが待ちうけ、自治体訪問と、全教カーは街頭宣伝を行いました。伯耆町では妹尾千秋教育長と懇談。また、日吉津村の遠藤量教育長は、「以前は議会で教育基本法改正賛成を表明したが、勉強してみるとそう単純ではない。今は慎重に議論すべきだと考えている」「10月5日の教育長会には、教育基本法を議題にするよう提案している」と述べました。
 

全教各組織からも応援

 全教カーは米子市文化センター前で宣伝しました。地元の労組や教職員、市民団体から15人あまりが参加。ビラ配布と署名行動にとりくみました。市民が次々に足を止めて署名し、とくに下校途中の高校生が数多く署名してくれました。
 全教カーでは、全教広島・今谷書記長が司会を担当して山口県高教組の大賀書記長、岡山高教組の春名副委員長、地元の教職員OBや鳥取県西部の母親大会実行委員長がマイクを握りました。
 夜の学習会に43人が参加。あらためて教育基本法改悪を許さない決意がみなぎりました。
 29日朝、南部町の永江多輝夫教育長を訪問し、鳥取でのキャラバン行動を終えました。




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