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【ILO】2008/04/22 
ILO・ユネスコ共同専門家委員会(CEART)調査団が来日!
全教、都教組・都障教組から事情調査

 全教がILO・ユネスコに申し立てた指導力不足教員問題と教職員評価制度の導入の問題で、CEARTは4月21日から来日調査を開始し、4月22日午後には全教本部、都教組・都障教組から事情調査を実施しました。
 
 CEARTが調査団を派遣するのは前例がなく、全教からの事情調査に先立ちあいさつしたマーク・トンプソン博士は、「精力的なとりくみをすすめる全教に会えてうれしい。今回の調査はCEARTにとっても大きな出来事だ。全教と日本政府からの調査団派遣の要請はILO・ユネスコ『教員の地位に関する勧告』への大きな関心を示しており、賞賛に値する」と述べました。また、「調査結果は委員会に報告し、その報告書の扱いはこの秋にも決定される」と今後の見通しについて説明しました。
 
 事情調査の冒頭、全教の米浦正委員長は、「ILO・ユネスコが調査団を派遣し、問題解決に向け積極的行動に踏み出したことに敬意を表するとともに、調査団の来日を心から歓迎する」とあいさつし、「子どもたちの教育を大切なものと考えるがゆえに、それにふさわしい教員の地位を確立していくべきであるとの精神が盛り込まれた『教員の地位に関する勧告』の適用を監視・促進するCEART調査団が来日することは、子どもと教育の発展にとって大きな意義がある。実績給や報奨給制度は、新自由主義的な教育政策を採用している各国の共通の傾向であり、日本だけでなく諸外国の教職員と教職員組合にとっても価値ある調査活動になることを期待する」と発言しました。
 
 ヒアリングの中では調査団から、教職員組合と教育行政の協議の実施状況、指導力不足教員問題にかかわる文部科学省作成のガイドラインの評価、初任者研修の実施状況、教員評価の方法などについての質問が出され、全教の考えを説明しました。




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