(参考)【決議】2007/06/13
『6・13中央決起集会決議』
いま国会では6400万件にのぼる「消えた年金」が大問題になっています。
国民がまじめに保険料を支払っても記録が消され、年金が支払われないという「国家的詐欺」とも言える事態を絶対に認めることはできません。「消えた年金」は国の全責任で解決すべきです。
自衛隊の「情報保全隊」が、イラク戦争に反対する国民の運動や労働組合・市民団体の活動を系統的に監視していた事実が明るみに出ました。これは、自衛隊が、憲法の保障する集会・結社・表現の自由などに反する違憲・違法な活動を行っていたことを露呈したもので、改憲の先取りとも言えます。政府・防衛省は、戦前の「憲兵隊」を想起させる国民への監視活動を即刻中止し、全容の徹底解明と事実の公表を行い、説明責任を果たすべきです。
終盤国会には、教育改悪3法案、国家公務員法改悪法案、社会保険庁解体法案、イラク特措法延長案、労働法制改悪法案などの悪法が目白押しです。「愛国心」を義務教育で強制し、教員免許の更新を通じて国の言いなりになる教員をつくる教育3法案も、航空自衛隊のイラク派兵を2年延長するイラク特措法延長法案も、国の年金など社会保障に対する責任をあいまいにする社会保険庁解体法案も、上級公務員の「天下り」を自由化する国家公務員法改悪法案も、国民にとっては「百害あって一利なし」の悪法です。安倍政権は、これら悪法成立に命運をかけて「数の暴力」で強行する構えですが、わたしたちは断じて成立を許すわけにはいきません。
いまや、安倍内閣に対する国民の支持率は、どの世論調査をとっても急落し、政権末期に近い状態となっています。安倍目公政権は、国民の切望している年金・医療の改善、貧困と格差の是正に背を向けて、ひたすら改憲タカ派内閣としての本性をむき出しの暴走を続け、国民との矛盾をますます深めています。
国会の会期は残すところ10日間、土日を除けば実質7日間です。私たちが、広範な世論を結集してたたかうなら、悪法を阻止することは可能です。すべての悪法を廃案に追い込むために、職場・地域から全力をあげましょう。そして差し迫った参院選挙では、憲法改悪と国民生活犠牲の悪政を進める勢力に厳しい審判を下しましょう。
2007年6月13日
安倍内閣の暴走を許すな!国民の年金を守れ!教育3法案、社保庁解体、公務員制度改悪、労働法制改悪など、すべての悪法の廃案を!6・13中央総決起集会
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