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≪≪≪INDEX 『みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい』−教育研究全国集会2006≫≫≫

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憲法・教育基本法にもとづく教育を正面にかかげ埼玉県内で
『みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい−教育研究全国集会2006』が開かれました!
 
 
 8月17日から20日にかけて埼玉県で「教育のつどい2006」が開催されました。
 
 憲法・教育基本法改悪をめぐる情勢が重大化し、とりわけ、教育基本法改悪法案が国会に提出され審議されるという、戦後はじめて経験する事態のもとで、この間、全国各地で改悪法案の廃案をめざすとりくみが意気高くすすめられてきました。しかし自民・公明・民主などは、教育基本法を改悪する政府案と民主党案の両案を継続審議としてしまいました。
 
 廃案にすることこそできなかったものの、国会内の力関係では教育基本法改悪勢力が圧倒的多数を占めているもとで、改悪法案の強行を許さなかったことは、この間急速に広がった教職員の共同、父母・国民の世論の力であり、重要な到達点を築いたといえます。いっそう父母・国民との共同を広げ、何としても廃案にするため、奮闘しなければなりません。
 
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所沢ミューズで開催された開会全体集会で
 
 こうしたもとで、「すすめよう!憲法・教育基本法・子どもの権利条約にもとづく教育を力をあわせて」を第1のテーマに、憲法・教育基本法にもとづく教育を正面にかかげて開催された「教育のつどい2006」が、文字どおり「教育基本法教研」として大きな成功を収めたことは、今後の教育基本法改悪法案を廃案にするとりくみの大きな飛躍を生み出す重要なステップとなりました。
 
 教育基本法改悪を先取りする「教育の『構造改革』」が強められる動きと切り結ぶなかで、あらためて、教育とは何か、子どもが育つということはどういうことか、という根本的な議論に立ち戻ることが求められています。「教育のつどい2006」は、参加者がそうした問題意識を共有しながら、「教育は国民のもの」という確信にたった討論をすすめることができました。
 そしてそのことは、「まるで教育基本法をすぐそばにおいて議論しているよう」という参加者の感想が示すように、憲法・教育基本法の値打ちと力に対する確信をさらに広げるものとなりました。
 
8000人を超えた参加者 
 「教育のつどい2006」は、今年度新たに全障研、全生連、全労連が加わり15団体が参加した「教育のつどい2006」実行委員会と開催地の28団体によってつくられた「教育のつどい2006埼玉実行委員会」が主催。4日間で、のべ8000人を超える教職員、父母・国民が参加しました。県内外からの父母によるレポートや個人の参加も増えるなど、「ひらかれた教研」として大きく歩をすすめた「つどい」となりました。
 
 特設分科会をふくめた29の分科会でも、父母をはじめ発達の主体である子どもたち・高校生の参加が多々見られ、教育にかかわる焦眉の課題をテーマにした8つの「教育フォーラム」とともに、国民的な討論の場としていっそうの前進を果たしました。
 
 「つどい」は、最終日の20日にアピール『父母・国民、教職員のみなさん、教育基本法改悪をゆるさず、憲法・教育基本法にもとづく教育を力をあわせてすすめましょう』を発表しました。
 
 


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⇒ビラのPDFはコチラ! ≪オモテ≫ ≪ ウラ ≫
 
≪開会全体集会≫ 8月17日(木) 所沢市民文化センター ミューズ 
 
 代表委員あいさつ 石元巌「つどい」代表委員 
 討論の呼びかけ 山口隆「つどい」事務局長 
 
 藤本義一さんの講演『人間再発見』 
 
 

≪分科会 教科別、課題別≫ 8月18日(金)〜19日(土)※一部20日(日)


※本稿は、速報で取り上げられた当日の分科会の様子を紹介しています。全日程を通じて取材したものではありませんのであらかじめご了承ください。また、合わせて「教育のつどい2006」要綱からレポートの特徴と討論の組み立てについて紹介しています。 
 
 ◆第 1分科会 国語教育 (さいたま共済会館) 
 ◆第 2分科会 外国語教育 (埼玉県労働会館) 
 ◆第 3分科会 社会科教育 (埼玉会館) 
 ◆第 4分科会 数学教育 (ときわ会館) 
 ◆第 5分科会 理科教育 (埼玉県労働会館) 
 ◆第 6分科会 美術教育 (埼玉県労働会館) 
 ◆第 7分科会 音楽教育 (埼玉会館 ※20日は上尾市コミュニティセンター) 
 ◆第 8分科会 書写・書教育 (埼玉教育会館)※PDFの交通案内で「JR北浦和駅より徒歩5分」とあるのは、「JR浦和駅より徒歩10分」の誤りです。 
 ◆第 9分科会 技術・職業教育 (埼玉県労働会館) 
 ◆第10分科会 家庭科教育 (埼玉県労働会館) 
 ◆第11分科会 体育・健康・食教育 (埼玉教育会館)※PDFの交通案内で「JR北浦和駅より徒歩5分」とあるのは、「JR浦和駅より徒歩10分」の誤りです。 
 ◆第12分科会 生活指導・自治的活動 (埼玉県労働会館) 
 ◆第13分科会 発達・評価・学力問題 (ときわ会館) 
 ◆第14分科会 障害児教育 (さいたま共済会館) 
 ◆第15分科会 幼年教育と保育 (埼玉県労働会館) 
 ◆第16分科会 思春期・青年期の進路と教育 (さいたま市産業文化会館) 
 ◆第17分科会 両性の平等と教育 (ときわ会館) 
 ◆第18分科会 子どもの人権と学校・地域・家庭 (さいたま市産業文化会館) 
 ◆第19分科会 平和と国際連帯の教育 (上尾市コミュニティセンター) 
 ◆第20分科会 学校づくりへの子どもの参加、父母・教職員・地域の共同 (市民会館おおみや) 
 ◆第21分科会 教育条件確立の運動 (ほまれ会館) 
 ◆第22分科会 環境・公害問題と教育 (埼玉県労働会館) 
 ◆第23分科会 文化創造と教育 (蕨市民会館) 
 ◆第24分科会 教育課程・教科書 (埼玉会館) 
 ◆第25分科会 登校拒否・不登校の克服 (さいたま商工会議所) 
 ◆第26分科会 国民のための学校づくり (埼玉教育会館)※PDFの交通案内で「JR北浦和駅より徒歩5分」とあるのは、「JR浦和駅より徒歩10分」の誤りです。 
 ◆第27分科会 生活科・総合学習 (さいたま商工会議所) 
 ◆第28分科会 今日の教育改革−その焦点と課題 (上尾市文化センター)※(埼玉文学館)より変更となりました。 
 ◆特設分科会  「みんなで語ろう みんなでつくろう わたしの学校・地域・社会」 (別所沼会館)  
 

≪教育フォーラム≫ 8月20日(日)

 最終日の20日には、「教育フォーラム」を開催。いまの日本の教育をめぐって焦点となっている学力問題や教科書問題など、重要ないくつかの課題について、父母・国民、教職員がともに学び、考え合う場として企画されたものです。
 

1 どの子にも確かな学力を――「学力テスト」って役に立つの?―― (プラザウエスト)
 ��子どもたちにつけたい「学力」について考えよう ��「競争や評価」で学力は伸びるのか ��学習指導要領改訂と確かな学力について考える ��全国一斉学力テストは子どもたちに何をもたらすか ��すべての子どもたちに確かな学力をつけるために今必要なこと

2 特別な教育的ニーズを持つ子どもたちの豊かな教育を (埼玉会館) 
 ��通常学級に在籍する特別な教育的ニーズを持つ子どもたちの教育はどこまですすんだか ��学校教育法等一部「改正」と障害児教育 ��子どもたちの真の願いを受けとめる子ども観・教育観を広げよう ��幅広い父母・教職員の連帯と一人ひとりを大切にする教育条件整備の方向

3 「少年事件」「非行問題」から教育・子育て・社会のあり方を考えよう (プラザイースト) 
 ��「非行」「キレる」子と向き合って学んだこと(親の立場から、教師の立場から、福祉の立場から) ��少年法改悪の動きと、子どもたちを守るために教職員・親にできること ��子どもたちを「加害者」にも「被害者」にもしないために必要なこと ��一人ひとりの子どもたちに丁寧に向き合える学校づくりのために

4 子どもの安心・安全をみんなで考えよう―世の中・地域・学校のこと (市民会館おおみや) 
 ��輝く子ども時代と子どもの成長 ��子どもたちの生活の状態はどうなっている? ��子どもたちを育む地域づくりのとりくみ ��安全・安心を街づくりの視点から考える ��国民的な討論をひろげるためのアプローチとは

5 こんなに高い日本の教育 そのうえ格差拡大なんて! (埼玉教育会館) 
 ��給食費、授業料、就学援助費などの事実から子どもたちの教育と生活を考える ��憲法に保障される義務教育無償の原則と日本の教育の実態 ��格差を拡げる「教育改革」 ��私たちはどこから何にとりくむことができるのか

6 「こんな先生だったらいいな」―子ども・父母・教職員みんなで考えよう (ときわ会館) 
 ��子どもたちや父母の眼から見た教師像 ��教職員の専門性と責任・権限を考える ��教職員の働き方と健康破壊の実態は ��みんなでどのように力を合わせて解決することができるのか

7 若者に働く場を!―地域経済、教育をとおして考え合おう (東大宮コミュニティセンター) 
 ��卒業生の就職はどのような状況になっているか ��いま若者の雇用・労働の実態はどうなっているのか ��教育は子どもたちにどのような力を育てることができるのか ��地域経済の目から、学校と子どもたちに望むもの ��若者の雇用問題の解決のためにどのようにとりくむか

8 父母と教職員が力をあわせて学校づくり―教育委員会ってこれを支えてくれるの? (上尾市コミュニティセンター) 
 ��子どもたちの声をよく聴く、父母と教職員が力を合わせる学校づくり ��地方自治の視点から考える教育改革 ��「私たちの義務教育改革提言」のとりくみと父母共同 
 


≫≫≫ 『みんなでひらく教育のつどい2006』に向けた動き

◎開会全体会の会場使用取り消し処分が執行停止! 
 
【情報】2006/08/15 東京高裁が抗告を棄却し、会場使用取り消し処分の執行停止決定 
【情報】2006/08/11 市側が東京高裁に即時抗告 
【情報】2006/08/07 さいたま地裁が会場使用取り消しの執行停止
【要請】2006/07/24 教育のつどい開会集会会場使用許可取消しへの抗議・撤回を要請
【情報】2006/07/24 所沢市文化振興事業団が『未来をひらく教育のつどい2006』の会場使用取り消しを通知
 


 
【みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい−教育研究全国集会2008(京都)】 
【みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい−教育研究全国集会2005(広島)】
【みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい−教育研究全国集会2006(埼玉)】
【みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい−教育研究全国集会2005(大阪)】



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