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【NEWS】015 2007/05/09

改憲手続き法案、今週が最大山場

◆緊迫した情勢の中、「国会前昼休み集会」開催

 改憲手続き法案の強行を、何としても阻止しようと国会前座り込み行動がつづく中、「国会前昼休み集会」が連日行われています。
 5月8日の初日、主催者あいさつにたった今井さんは「多くの国民は慎重審議を求めている。金によってマスコミが左右されるのはひどいやり方だ。全力でたたかいを強めていこう」とあいさつした後、駆けつけた日本共産党の大門実紀史参議院議員が、国会報告を行いました。その中で「与党からもそんな中身知らなかった、という声が出てくるほどだ。憲法変えるためには、国民多数の意思表示が前提だ。今出ているのは本末転倒。アメリカに言われてやっている。国民の声から出発したものではない。断固として廃案に追い込みたい」と決意が述べられました。
 続いて各団体から決意表明がありました。京都からきた新婦人の村上さんは、京都での「5.3憲法集会」に触れ、「大きな運動の動きのなか国会でも議員要請、傍聴してたたかいを広げたい」と述べ、日高教の北野委員長は「学校の中で憲法をしっかり教え、生徒たちを主権者として育てている。�犇気┿劼鮑討喟鐓譴冒�らない�瓩燭瓩砲眩肝呂鮨圓�したい」と決意表明しました。座り込みには200人が参加しました。

◆「教育再生特別委員会」では、藤田英典氏、佐貫浩氏参考人質疑

 「教育再生に関する特別委員会」では、8日参考人質疑が行われました。参考人には、国際基督教大学教授藤田英典氏、法政大学教授佐貫浩氏、ほか2名が参考人として主に学校教育法改正案について意見陳述しました。
 藤田氏は、義務教育の目標について、「我が国と郷土の現状と歴史について正しい理解に導くとあるのは、特定の考え方を教えるニュアンスが感じられる」と指摘しました。佐貫氏は、義務教育の目標に態度を多く盛り込んだことに対して、「本来国民が決めるものであって、民主主義では絶対考えられないこと」と批判し、「上から目標を押しつけることによって、本来の教育の崩壊につながるもので、絶対やってはいけないことだ」と指摘しました。審議すればするほど、国家統制を強めようとするねらいが明らかになってきています。このことを、外に出て大いに国民に知らせていくとりくみを強めていくことが、今大切です。

◆今後の予定

5月10日(木)午前9時から12時まで 2時から5時まで 一般質疑
5月11日(金)午前9時から12時まで 一般質疑
5月14日(月)地方公聴会(富山市、松山市)
 
○日本国憲法に関する調査特別委員会
5月10日(木)午前10時から12時 参考人質疑 午後 公聴会(埼玉、横浜)

◆10日夕 日比谷野外音楽堂で大集会

 共同センターと国民大運動実行委員会との共同で「改憲手続き法阻止!5・10中央決起集会」が、夕刻6時30分より日比谷野外音楽堂で開催されます。与党が今週末にも強行採決をねらおうとしているなか、重要な集会になります。横断幕・看板・鳴り物など、アピールできるものを手に持って参加しましょう。
 
 
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