【NEWS】022 2007/05/24
教育改悪3法案、参議院文教科学委員会で審議始まる
◆予算増やし、定数増は多数派
参議院文教科学委員会での審議が始まった22日、国会前では全教・都教組・子ども全国センターなどが「教育改悪3法案廃案に」と国会前座り込み行動を行いました。
文教科学委員会から駆けつけた日本共産党井上哲士参議院議員は「衆議院の特別委員会での審議とみなさんの声で大きな変化が生まれた。国の関与が学校に何をもたらすのか明らかになってきた。今必要なことは教育条件の整備だ。与党の議員からも教職員の定員を増やさなくては、の声があがっている。福岡の地方公聴会でも、予算増やし、定数増やしてほしいが、多数意見だった」と私たちの要求が多数を占め始めていることの報告がありました。最後に「教育3法案の廃案をめざし全力を尽くす決意」を述べました。
傍聴に参加した全群教の小野里書記長は、「地方は生徒が減っているから少人数学級をしているという伊吹文科大臣の答弁はまったくひどい。国は本来やるべき行政の仕事をきちんとやるべき」と感想を述べ、続いて埼教組の山本さんは、「安倍首相は画一的にやってはいけないと言いつつ画一的なものをつくろうとしている」と指摘しました。子ども全国センターの石川さんは、「本来の教育の姿を求める国民世論と運動の積み上げが、教育予算・教職員定数問題を切り口に、3法案の本質を暴いた議論であったと確信を深めました」と感想を語っていました。
最後に、国会にむけてシュプレヒコールをして必ず廃案に、の意志を固めました。
◆各地で街頭宣伝などとりくみすすむ
北海道釧路市では、ジャスコ前で「教育改悪3法案反対」の街頭宣伝を女性部のつくった横断幕を広げ、山川委員長、菊池副委員長、古川書記長が交代でマイクを握り、それぞれの法案の問題点や、いかに父母や教職員の願いとかけ離れているかを訴えました。(釧教FAX通信より)
長野県教組長水支部では、定期総会で、総会に集まった組合員に長野県選出の参議院議員4名への要請文送付を訴え、100名ほどが応えてくれ、さっそく参議院議員4名のところへ、それぞれ約100枚の要請文を送付しました。全教本部も毎火・金曜日駅前宣伝を続けていますが、日に日に反応が変わってきています。全国で宣伝行動を強めようと、全教は、5月29日〜31日を全国一斉宣伝と位置づけ、新しいビラ、スポットを用意しています。毎火・木曜の文教科学委員会傍聴とともに、文教科学委員への要請FAX、署名など早急にとりくみましょう。毎昼休み国会前集会12時15分〜45分とともに、11時〜16時の国会前座り込み行動で運動の強化をはかります。
◆教育改悪3法案反対!子どもと教育の未来をひらく6・1中央集会を、成功させよう
全教は、教組共闘、子ども全国センター、全国ネット、東京地評、東京教育連絡会とともに、子どもたちに愛国心を押しつけ、教育の自由を奪う教育改悪3法案は廃案にと、「教育改悪3法案反対!子どもと教育の未来をひらく6・1中央集会」を6月1日午後6時30分より日比谷野外音楽堂で、開催します。集会後、国会請願デモを行います。誘い合って、子どもと教育をよくしようとねがい、教育改悪3法案に反対する多くの人で、日比谷野外音楽堂を、いっぱいにしましょう。
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