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全教のとりくみ 石垣市では、子どもと教科書を考える八重山地区住民の会の仲山忠享共同代表(元石垣市教育長)、大浜敏夫事務局長と懇談するとともに、20日に350人の参加で開催された「9・8八重山地区全教育委員による採択教科書を子どもたちの手に!」住民集会に参加しました。また、同市内にある竹富町役場を訪問し、慶田盛教育長とこの間の教科書採択をめぐる経過を伺い懇談しました。そのなかで、慶田盛教育長は、3人の教育委員長が合意して開催された9月8日の3市町(石垣市、竹富町、与那国町)教育委員全員による会議が、教科書採択の「協議の場」として調査員(現場教員)の推薦する教科書を採択した経過を詳しく説明しました。中川文部科学大臣が13日の記者会見で「協議は整っていない」と述べたことへの率直な驚きも伺いました。調査団は、これに先立ち、自然と文化を大事にした竹富島を訪れ、島内の小中学校(児童生徒数38人)を訪問しました。 那覇市では、沖縄県労連のご尽力で、沖縄県教育庁の狩俣義務教育課長と懇談することができました。 今回の現地調査を通じて、次のことが明らかになりました。第1は、学校現場の調査員の推薦から順位付けをなくすなど学校現場の意向を軽視する採択協議会の規約改定が行われたもとで、8月23日の採択協議会で調査員の推薦にはなかった育鵬社版公民教科書が採択されたことです。第2に、協議会の採択結果は答申であり、3市町教育委員会の採択が分かれたもとで開催された9月8日の全教育委員による会議で同一教科書が採択されたことは、法的にも有効であり、県教育庁も有効性を16日の見解で認めていることです。したがって、9月15日の文部科学省通知が、「いまだ同一の教科書を採択できていない状態にある」と断定したことが、事実を無視した誤りであることは明らかです。 全教は、教科書を実際に使って教育指導にあたる教員の教科書研究の成果と意見を尊重した採択をおこなうこと、3市町教育委員による自主的判断を尊重し採択の統一をはかることを求め、16日に文部科学省に緊急の申し入れをしましたが、引き続き、地方教育委員会の教科書採択権を侵害する不当な介入、強制を許さないたたかいを強める決意です。 《関連項目》 ■全教のとりくみ 【大会】2012/02/18~19 父母・国民とともに憲法に立脚した民主教育を 全教第29回定期大会を開催 【集会】2012/01/07~09 第11回全国障害児学級・学校学習交流集会in滋賀 1500名の教職員が発達と実践を学ぶ 【発表】2011/12/07 大阪における「教育基本条例案」など2条例案の強行を許さない 教職員組合共同アピールに40都道府県から395組織が賛同(第1次発表) 7日に大阪と東京で記者会見 【集会】2011/11/26~27 「参加と共同の学校づくり・教育課程づくり交流集会」 ~ゆとりが奪われる学校・家庭・地域 その中で「つながり」を追求した学校づくりが語られる~ 【会議】2011/10/14 全教第43回中央委員会開催 ■声明・見解・談話 【談話】2012/01/19 「日の丸・君が代」訴訟 1・16 最高裁判決について 【声明】2011/10/13 大阪における「教育基本条例案」「職員基本条例案」の提出強行に対し、全教が書記長談話を発表 【談話】2011/09/16 七生養護「こころとからだの学習」裁判の東京高裁勝利判決について 【談話】2011/03/31 2012年度から使用される中学校教科書の検定結果の公表にあたって 【アピール】2010/12/08 アピール「子どもの声を正面から聴き、子どもたちのいのちと明日を守るために力をつくしましょう」 ■専門部のとりくみ 【栄養職員部】2013/5/31 学校栄養職員・栄養教諭一校一名の配置を求める要請署名 【栄養職員部】2012/3/27 配置基準改善に向けて学校栄養職員・栄養教諭の一校一名の配置を求める署名を広げよう 【障害児教育部】2011/10/28 第11回度全国障害児学級・学校学習交流集会を滋賀県で開催 【養護教員部】2010/07/12 「保健室からの発信 2010夏の全国学習交流集会in島根」のご案内 【養護教員部】2010/06/22 すべての子どもたちに養護教諭との出会いを-養護教員の大幅定数増を求める署名 ■署名・ビラ・資料 【署名】2013/04/18 えがお署名のとりくみをすすめよう! |
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