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全教のとりくみ 冒頭、実行委員会から、12月24日の閣議で、小中学校の学校司書の配置について約150億円の地方財政措置をおこなうことが決定されたことが報告され、「国として学校司書の配置を初めて位置づけ、財政措置をしたことは歴史的な一歩」と述べられました。 全体会では、広瀬恒子さん(親地連代表)をコーデイネーター にパネルディスカッション「今こそ、子どものための図書館を」が行われました。パネリストからは、学校に司書が配置されて子どもが集まる図書室に変わった、しかし学習指導要領の改定で図書の時間をとることが難しくなっている(小学校教員)、著作権法の改正ですべての障害児が本を読めるためのマルチメディアデージーなど書籍の「翻訳」を図書館や学校がおこなうことが可能となり必要となっている(公立図書館職員)、地元の区立図書館移転に反対して親が集まり区への陳情などにとりくみ、子どもの身近に読みたい本がある、手に取って子どもが選べる図書館があることの大切さを深く考えるようになった(新宿の若いお母さん)などの報告がありました。会場からの発言では、学校図書館と公共図書館の連携、保育園や幼稚園と図書館の連携などの必要が議論されました。 午後には、「図書館活動と子どもたち」「住民要求に応える図書館活動」「専任・専門・正規の図書館職員を求める」の3つの分科会と講座「子どもの本の現状」(講演:赤木かん子さん)に分かれて、論議を深めました。 最後に、全体会で別紙アピールを採択した後、後藤暢さん(読書のつどい実行委員会)が閉会あいさつを行い、東日本大震災後の初めてのつどいとして、人々の結びつきやネットワークの大切さが確認される中、行政と図書館、学校と公共図書館、教員と司書などの連携の大切さが深められたこと、第1回以来の12年間を振り返り、みんなが同じ言葉で語り合いつながれる討論になった、困難な中でも一歩ずつ切りひらき着実に明日に結びついていることなど、今回のつどいの成果についてまとめをしていただきました。 《関連項目》 ■全教のとりくみ 【呼びかけ】2012/5/10 すすめよう「えがお署名」 【集会】2012/03/14 全教が12春闘要求書にもとづく文科省交渉 【行動】2012/03/02 ゆきとどいた教育を求める教育全国署名 3.2国会提出行動 【交渉】2012/2/27 学校図書館職員対策部が学校司書の配置拡大で文部科学省と交渉(2/27) 学校司書配置の地方財政措置は全自治体が対象 【大会】2012/02/18~19 父母・国民とともに憲法に立脚した民主教育を 全教第29回定期大会を開催 ■声明・見解・談話 【声明】2011/01/07 全教中央執行委員会声明「2011年度文部科学省予算案の閣議決定にあたって」を発表 【声明】2010/12/21 全教声明「国の制度として小学校1年生の35人学級実現へ! この間の運動を確信に、すべての子どもの成長と発達を保障する教育の前進を」を発表 【見解】2010/09/07 2011年度政府予算に対する文科省概算要求について中執見解を発表 【談話】2010/08/31 文科省「新・教職員定数改善計画(案)」について談話 【声明】2010/07/13 少人数学級に向けて、中教審初等中等教育分科会が「提言」をとりまとめ ―全教が、中央執行委員会声明を発表。30人学級実現、教職員定数の抜本的改善に全力 ■専門部のとりくみ 【養護教員部】2013/6/20 2013年度養護教諭の定数増を求める要求署名を提起! 【栄養職員部】2013/5/31 学校栄養職員・栄養教諭一校一名の配置を求める要請署名 【養護教員部】2011/06/27 2011年度養護教諭の定数増を求める要求署名を提起! 【学校図書館職員対策部】2011/01/17 読書のつどいin岡山に全国から187人 図書館に「専任・専門・正規の司書の配置を」と、実践と運動を交流 【養護教員部】2010/07/12 「保健室からの発信 2010夏の全国学習交流集会in島根」のご案内 ■署名・ビラ・資料 【署名】2011/06/27 2011年度養護教諭の定数増を求める要求署名を提起! 【署名】2010/04/12 新しい教職員定数改善計画に向けて学校栄養職員・栄養教諭の一校一名の配置を求める署名を広げよう |
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